防水・透湿ファブリックのレイヤー構造

皆様、こんにちは。管理人の小池です。

前回は防水性・透湿素材の機能性の指標である耐水圧()と透湿性(g/m2/24h)について簡単にお話させていただきました。
今回は防水・透湿ファブリックのレイヤー構造についてです。




こちらの図はGULのGCX4のレイヤー構造をあらわしたものですが、このように防水・透湿素材は何層かのレイヤー構造になっているものがほとんどです
皆さんもよくご存知のゴアテックスなんかもそうですが、一番外側は耐久撥水素材(Durable Water Repellent)が使用されています。略してDWRなどと表記されています。
撥水素材自体には防水性はありません。つまり水は弾くのですが浸水します。

通常はこのDWRの撥水層を図2のナイロン素材にコーティングしたものをまとめてを第一層目としています。


次に(GCX4の図では3層目)に防水・透湿素材のメンブレンと呼ばれる薄い膜状のファブリックが使用されており、こちらが防水性・透湿素材の一番の大切な部分です。

皆さんもよくご存じのゴアテックス・ファブリックも2層目に配置されています。
この防水・透湿素材であるメンブレンは1センチ平方メートルあたり数十億個もの細かい孔(あな)が開いていて、その大きさは水滴の5000〜2万分の1程度であるといわれています。
この孔は水滴には小さすぎて衣服に入ることが出来ませんが、水蒸気が通り抜けるには十分な大きさがあり、汗が水蒸気になることで外部に放出されて蒸れを防いでいます。

防水・透湿素材のメンブレン自体は傷がつかない限りは性能が落ちることはありません。

より凝った(高価な)ものはメンブレンの内側に3層目(GCX4の図では4層目)の裏地素材が貼り付けられていることが多いです。
多層構造になるほど、防水・透湿性とともに強度・耐久性もあがってきます。

いかがでしたでしょうか?

皆様の参考になれば幸いです。


次回のブログでは防水・透湿素材のお手入れ・選択についてお届けを予定しております。

ではまたお楽しみに〜!

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